アルヴァ・アアルトが過ごした夏の家、コエ・タロの室内

アアルト夏の家、コエタロのダイニング

アアルトが夏の間過ごしたと言われている、実験住宅、コエ・タロはセイナッツァロの町役場からバスで10分ほどの場所、ムーラッツァロにあります。
そこは湖上の小さな島。様々なレンガやタイルを外観に使用した建物が特徴ですが、室内は極めてシンプル。簡素な建物、だと感じます。

太陽熱を取り入れるという実験の空間

アアルト夏の家、コエ・タロのリビングダイニング

写真に写っている女性はガイドさん、とても美しい女性でした。
ロフト部分がスタジオ(アトリエ)だそうです。
この部分は太陽熱を取り入れるという発想で計画されています。

大きな窓が開くのは中庭側のみです。
窓から入り込む日差しを楽しむ、これがフィンランドらしいと感じます。

梁を吊る木組の実験

アルヴァアアルト夏の家のロフト

コエ・タロという名前はフィンランド語で「実験住宅」を意味しているそうです。
その実験のひとつが、このロフトの木組み。

跳ね出しの梁を上から2本の束吊り挟み込む架構です。
おもしろいですね。
日本の木造住宅から考えると、大味な感じがしますが・・・

窓下に暖房器具、窓際の演出

アアルト夏の家、コエ・タロのリビング窓際

窓下には暖房器具を設けています。
窓枠に黒のタイル、すこし隙間をあけてカウンター、というスタイルはアアルトがデザインした他の建物でも見られました。

窓際には器やオブジェなどを飾り、さらに窓に近接してベンチやソファを置くことで、日当たりの良い場所で家族で過ごす時間を大切にしていることが分かります。

アアルト夏の家、窓から湖を望む

ソファの横にはアアルトがデザインしたフロアランプも。
この照明はセイナッツァロの町役場でも使われていましたが、上部と下部を照らす美しい照明です。

中庭の先に湖が見えます。
囲われた庭からみえる湖はとても美しい景色でした。

使い込まれている暖炉

アアルト夏の家、コエ・タロの使いこまれた暖炉

使い込まれている暖炉。
今の所有者さんが生活されているところを見学させて頂いていて「使われている住まい」というところにすごく感動しました。
家はやはり人の暮らしが無いと寂しさを感じさせます。

たとえ劣化していっても、そこに手を加えていく、その愛情が家に積み重なっていきます。
こうやって名作と言われる住宅が守られていくことがとても素敵ですよね。

壁付けの照明と、ベンチのあるダイニングテーブル

アアルト夏の家、ダイニングテーブル

アアルト夏の家、コエ・タロは天井の高い勾配屋根部分にリビングダイニングがあります。
天井が高いので、ダイニングには壁からテーブル側に跳ねだした照明が設けられています。
これはカッコイイですよね。

ベンチも心地よく、artekの3本脚チェア スツール60もスタッキングして暖炉横に置かれていました。

簡素な個室とブルーのインテリア

アルヴァアアルト夏の家、コエタロの個室

個室はかなりコンパクトでに作られています。
夏の間だけ過ごす家だからかもしれませんが、その小さな空間も心地よさそうです。

リビングも、アアルトがデザインした他の家も共通して「濃い青」のファブリックをよく使っている印象があります。

日差しの強い夏の、海の青、空の青。
フィンランドの自然の青というより、もしかしたらイタリアなどの夏の青に憧れた色なのかもしれません。

アアルト夏の家、コエタロの個室、2段ベッド

アルヴァアアルト夏の家、コエ・タロの予約

アアルト夏の家、コエ・タロの見学はメールで予約を入れました。
2019年時点ではアアルト財団のホームページから予約方法などが詳しく掲載されています。

参考 Muuratsalo Experimental houseアアルト財団ホームページ 実験住宅集合場所の看板コエ・タロ(アアルト夏の家)の見学予約、アクセス~フィンランド建築旅 アアルト夏の家、コエ・タロコエ・タロ(アアルト夏の家)に行きました

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